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 |  |  |  |  |  | 永山辰巳 [株式会社Symphony 代表取締役] E-mail  |  | | 1989年、初めての海外旅行でふらっと立ち寄った NYC の楽器店通り。アメリカにもこんな通があるんだなーっとショーウインドを覗き見るとそこは管楽器の専門店だった。そこで見つけたマウントバーノン時代のバックを買ったのがきっかけ。それから 19 年経ち、集めた楽器は 50 本を超えてしまった。 |  |
  |  |  |  | * Information 2007/05/03
|  |  |  | マウスピース 価格案内 トランペット/コルネット/フリューゲルホーンのオリジナルマウスピースの作成、メッキ仕上げ、改造などの価格をご案内いたします。 |  |
 |  |  |  | マイルス・デイビスのマウスピース
2001年、911の年、仕事で長期間ニューヨークに滞在した。以前から気にはなっていた、ジェローム・カレのトランペット工房がスタテン島にあることを知り、訪ねていきその後親交を深めた。第1回目は、工房のマウスピース製作者であったウラジミール氏に頂いたマイルス・デイビスのマウスピースについて紹介しよう
文・写真:永山辰巳
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|  |  |  | Update: 2008/07/04
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オリジナル
マウスピースの製作過程を目の当たりにして私が楽しそうにしていたら、「君にプレゼントしよう」と、ふるーいケースを持ち出した。そのなかをまさぐるようにして「確か残りがあったはずなんだが...あったあった、まだ2本あった」、と持ち出して手渡してくれたのが、1970年代に彼がマイルス本人のために作ったマウスピースだった。
「もう死んじゃったから、彼のために作ることはないけど、予備として2本残してあったんだ」、ちょっと照れくさそうにプレゼントしてくれた。銀メッキ仕上げで、触ったとたんに仕上げが良いのが解る。スクリューリムで、リム形状はとても丸くリム幅は狭い。カップ形状はVに近いUで、割とサイズは大きい。使い慣れているバック3Cと唇にあてて比べてみると広く感じるくらいだが、それはリムが狭い性もあるだろう。マウスピースだけで拭いてみると、息を入れやすい感じもあるが、かなり雰囲気が違う。
もう一本ゴールドメッキ仕上げのジェローム・カレブランドのマイルス・デイビスシグネーチャーモデルをだして比較してくれた。バックボアの長さが違う。オリジナルの方は、彼の使用する楽器に合わせてあるそうだが、だとすると、それはマーチン・コミッティということになるが、ジェローム・カレブランドは、現代の標準的な楽器に合わせられるようにしてあるが、当然ベストなのは、トランペット本体もジェローム・カレ自身の作品ということになるのであろう。 |  |
フィーリング
手元のF.Besson MEHAで吹いてみる。当時もF.Bessonで試した。なぜかというと、ジェローム・カレのトランペットは、ベッソンが源流にあり、ベルはベッソンのオリジナルマンドレルから製作されていたのだ。ジェリーはベッソンをとても好きだと。
バックのマウスピースは、明朗な音がする。それは、バックが好んだこともあるだろうが、Uカップのマウスピースは輝かしい音色が基本である。それに対して、マイルス・デイビスのマウスピースは、Vに近い。Vは、ホルンのマウスピースがそうであるように、くすんだ暗い音がする。もっとも、Vでも輝かしい音がするタイプがないわけではないが。 ジャズが大好きな人であれば、マイルスの音が、独特であり、陰影に富んだ陰りの有る音であることは承知だろうが、実際、このマウスピースで吹くと、まさにマイルスの音がする。
この二つのマイルス・デイビスのマウスピースを亀山さんに送り解析してもらう予定である。もしかしたら、現代の楽器で最高のジャジーなサウンドをだすマウスピースを亀山さんは作り出せるかも知れない。この企画に興味のある人は永山まで連絡を。 |  |  |  | | 右が、ジェローム・カレブランド。左がオリジナル。短いことが解る。 |  |
 |  | リムの丸さがわかるだろうか? 刻印は、GIARDINELLI NEW YORK MILES DAVISである。 |  |
 |  | ジェローム・カレブランド 刻印は、MILES DAVIS JEROME CALLET・V.F.である |  |
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