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 |  |  |  |  |  | 永山辰巳 [株式会社Symphony 代表取締役] E-mail  |  | | 1989年、初めての海外旅行でふらっと立ち寄った NYC の楽器店通り。アメリカにもこんな通があるんだなーっとショーウインドを覗き見るとそこは管楽器の専門店だった。そこで見つけたマウントバーノン時代のバックを買ったのがきっかけ。それから 19 年経ち、集めた楽器は 50 本を超えてしまった。 |  |
  |  |  |  | * Report 2005/08/14 [永山辰巳] |  |  |  | #24のバックボア シルキー社のバックモデルはNYモデルの外観に似ています。 |  |
 |  |  |  | * Information 2007/05/03
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 |  |  |  | New York 3Cの開発
私のマウスピースコレクションに、ニューヨーク3Cが3本あります。それぞれに特徴にあり、刻印、文字、その大きさ、外観、どれも同じではありません。年代を特定することはできませんが、一般的にカップの数字が大きなものが古いと言われています。
ニューヨーク3Cは、ビンセント自身が使っていたとか、その音質や語り継がれている伝説によって、取引額は年々高騰するばかり。ですが、その外観から推測されるように、シャンクの長さ、テーパーは同じではなく、現代の楽器、バックに合わせると、マウスピースを加工するか、楽器のレシーバーを加工するかのどちらかを選ばない限りは、ベストの状態で使うことはできないのです。
今回は、3つのニューヨーク3Cをもとに亀山さんが入念にその形状、音色、吹奏感をしらべ、ベストなものを作りだして貰いました。
文・写真:永山辰巳
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|  |  |  | Update: 2008/06/17
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伝説のニューヨーク3Cをもとに、亀山さんのオリジナルワークで復元されたNY3C
NY3Cとは、どんなマウスピースでしょうか? 外観は、リムがすこし厚く、カップの胴(顔というのでしょうか)が長く見えます。シャンクの造形も現代のものとは違っています。外観の特徴は写真でご覧になって貰うとして、肝心の音ですが、
音色、音質は明るく、且つ繊細で、艶のある音、rich sound! を持っています。現在の3Cは派手というかあまりに明るすぎる傾向にあるのですが、この3Cのカップの特徴は現在の3Cより深めで(CカップとBカップの中間)スロートにつながるショルダー部分が長いのです。そして、リムの内径は、3Cより小さくほぼ5Cに近いので、バテることもなく輝かしい艶やかな音色を持続することができます。
リムは、3つのオリジナル3Cから検討して、比較的、平らで内側のエッジもはっきりしているものを選び、その結果、音が安定しやすくなりました。 スロートは#26サイズとしてバックボアはほぼ#10で、全体に少し細めのものを選びました。バックボアは広くないので、息が取られるということはありません。もちろん現在のバックのレシーバーにジャストフィットするように作られています。 私は、ベッソンのMEHA(ラージボア)で試しました。音色的には一番気に入っているのですが、これにあうマウスピースがなかなかありません。ラージボアの楽器には比較的浅いカップが合う傾向にありますが、それだと音色がすこしきつくなるので、ベッソンのフワッとした温かみのある音色(ねいろ)を壊さないようにしたかったのです。今回のNY3Cでは、その点ピッタリでした。ベッソンはシルキーがお手本にしたくらい抵抗感が少ない楽器で、さらにMEHAはラージボアなので、3C/24/26だと息が持っていかれるというかバテるのがはやく、低音と高音の音色が変わってしまいます。亀山さんのNY3Cだと非常に吹きやすくコントロールしやすく、現代のマウスピースにはない艶やかな音色が楽しめます。
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