紫陽花165_70.jpgLogo Toshi TP AtelierWelcome !
トランペット奏者のための技術工房「Toshi TP Atelier」へようこそ!
 | HOME | Index |  | Information | What's New | Report | Guest Book | Store | Rental | People | Q & A | Photo | 
バックの工場

>> Report


tab writer
永山辰巳永山辰巳
[株式会社Symphony 代表取締役]
E-mail icon email
1989年、初めての海外旅行でふらっと立ち寄った NYC の楽器店通り。アメリカにもこんな通があるんだなーっとショーウインドを覗き見るとそこは管楽器の専門店だった。そこで見つけたマウントバーノン時代のバックを買ったのがきっかけ。それから 19 年経ち、集めた楽器は 50 本を超えてしまった。
tab recommended doc,
toshiMaouce_thumbnail* Information
2007/05/03
マウスピース 価格案内
トランペット/コルネット/フリューゲルホーンのオリジナルマウスピースの作成、メッキ仕上げ、改造などの価格をご案内いたします。
ビンセント・バック* Report
2007/05/05
[永山辰巳]
ビンセント・バック氏が愛用したマウスピース
ビンセント・バック氏の愛用したマウスピースははたしてどれだったのでしょうか?
ビンセント・バック* Report
2007/03/21
[永山辰巳]
ビンセント・バック氏の略歴
ビンセント・バック氏の略歴を、The SAX & BRASS BOOKというタイトルの書籍からまとめてみました。
tab_link
ベルカント・トランペット取材記事
http://www.vividcar.com/c...
Dick Akright
製作者であるDick Akright氏を訪ねました。
ニューヨーク時代のバックマウスピース


バックのマウスピースを時代ごとに、サイズごとに集めてきた。集めた本数は約50本ぐらい。製造された年代を、形状や刻印、その他の特徴などから特定することを試みている。

文・写真:永山辰巳



[Page Index]

バック工場の写真page: 1
ペアリングされたマウスピースpage: 2
tab
Update: 2004/05/16
Page 1 / 2 | Next >> 
1954年のマウントバーノン時代のカタログから

 手元にある資料のうち、写真やイラストが入ったマウントバーノン時代のマウスピースのカタログから時代を特定できる情報が書かれている。
 5ページの工場の移り変わりを示す写真によれば、1919〜1922年の最も初期の工場(ショップでもあった)、次の1922〜1928年のいよいよ楽器本体を作り始めた本格的な工場の写真、そして、1928〜1953年までのニューヨークはブロンクスに長く位置した工場。この工場はそれ以前よりも8倍も大きいと唱われている。この時代にはトロンボーンなどの生産も始められた、
バック工場の写真
1919〜1922年マウスピースの生産を始めた。
1922〜1928年最初のトランペットの生産を開始
1928〜1953年トロンボーン初めたくさんのバリエーションが増やされて時代
ニューヨークバック
Vincent Bach Corp. Bronx Boulevard and East 216th St. New York City, U.S.A.
ニューヨークバック
NOV. 6 1930 の郵便スタンプが。
郵送された商品

 郵便スタンプは、1930年11月6日と印字されている。上記マウスピース・カタログの工場の写真からだと、ページ一番下の三番目の工場から出荷されたマウスピースである。ほぼ75年経って私の手元にあり、それがこうしてインターネットを使って全世界の人の見るところとなった。

 元箱には受取人の指名、住所が書かれており当時はこのようにして品物が郵送されていたことになる。よくこんな小さなものが紛失せずにアメリカ大陸の隅々まで郵送されていたのかと思うと不思議な感じがしないでもない。
コルネット
VINCENT BACH, NEW YORK 7
コルネット
スロート部分に B の刻印がある。
7番、コルネット用。スロートにBの刻印

 さてと肝心のマウスピースだが、これまで収集したどのマウスピースにも使われていないタイプの字体で社名などが刻まれている。全体的に細身で、まったく装飾性ない字体である。

 VINCENT BACH, NEW YORK 7 と刻印されている。今後もマウスピースのレポートを届けていくが、バックのマウスピースの時代を特定するには、字体とピリオドなどの表現が重要となってくる。

 亀山さんには全体的に傷で痛んだ品を、できるだけ滑らかに修正してレストアしていただくようにお願いして、銀メッキ仕上げとした。今回の依頼もほぼ完璧に仕上がり、当時のバックのハンドメイドのクオリティーを蘇らせていただけた。このようなデリケートな仕上げを受け付けてくれるのは亀山さんしか私は知らない。
Page 1 / 2 | Next >> 
Copyright © 2008 Toshi TP Atelier. All Right Reserved.
Powered by logo_01.gif